「努力に即効性はない」(野村克也:プロ野球選手・監督)〜名言地産地消(2)〜

「努力に即効性はない」
(野村克也:プロ野球選手・監督)
~名言地産地消(2)~

丹後は多くの名士を輩出した。
その名言を今丹後に暮らす我々が地産地消していこう。

丹後出身の野村克也氏は語る。

「伸びなかった人間に共通しているのは、努力に即効性はないという事実を理解していない。(中略)。一週間素振りを続けたって、結果は出ないかもしれない。

そんなことは当たり前なのだ。

努力というものは、コツコツと長い年月続けてこそ、いつか報われるものだと理解すべきだ。」
注)「野村の人生ノ-ト」野村克也・野村克則著より引用。

プロ野球で一流を極めた選手は、こうした日々の努力をいとわなかったと話す。
しかし、結果がなかなか出ずに努力を続けるには苦痛を伴う。

これを乗り切らないといけない。

それには、“興味や好奇心”が努力を楽しいと感じさせると説く。
野村克也氏は素振りする時の“ブーン”という音に興味を持ったという。

日々音が違うことを発見して興味が出て、苦痛を感じなくなり、

やがてバッティング技術に結びついたという。
また監督時代、ベンチの控え選手に、“自分ならこの試合展開でどうする?”

と考えさせながら試合を見させていたという。
興味や関心を持つには「感じる力」が大切で、鈍感なヤツは何をやっても伸びないと説く。

プロ野球の世界では親孝行する選手は伸びると語る。

誰かのためにがんばっている人間のほうが最後まで踏ん張りがきくと説く。

野村克也氏も貧乏生活の中で、野球を続けさせてくれた親に恩返ししたい気持ちが大きな支えになっていたと語る。

努力に即効性がないことは、“学習曲線”と一般的にいわれている。どんなことでも習得する初期に停滞期があり、それを乗り越えると急に出来るようになる。一般企業では常識で、これを前提に起業運営されている。
しかし地方では、このことがあまり知られていなくて、このことを管理してくれる人もいない。

また、のんびりした暮らしが逆に災いして、少しつまずくとどうしても楽な方に流れてしまう。

特に成長期の子供には大きな問題に思う。

地域が発展していくため、また地域の子供たちが成長していくためには、一人一人の日々の努力が不可欠です。まずは“努力に即効性がない”ことを受け入れよう。
そして、どうしたら“興味や好奇心”を持てくれるか、どうしたら“誰かのために頑張れる”ようになってくれるか、そのことも諦めずに努力していきませんか。(友木)

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