丹後の小さな集落の「つねよし百貨店」の想いとは⁉~丹後人vol.75~

丹後人
たんごびとの魅力・想いvol.75
~つねよし百貨店 東田 一馬さん~
      
丹後で育ち、住み、丹後弁しか話せれない私(さゆりすと)。
丹後の海・山・食・人・土地・歴史など
全てが大好き!
その中でも一番人が魅力的!
なので
丹後のヒトの魅力・想いを発信していきたいと思います☆

たんごびと第74弾は
つねよし百貨店 東田 一馬さん~
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1)さゆりすとの取材コーナー
東田さんは大阪生まれ。

 2009年に以前の「常吉村営百貨店」で研修を行うために移住してきたそうです。 

半年程度の研修だったようですが、この後どうしようかな~、この常吉の四季をすべて感じたいな~と思っていたところ、「常吉に残って仕事していいよ」という地域系コンサルの会社からのお話があり、そのまま、常吉で生活することにしたそうです。

  「常吉村営百貨店」は1977年に農協の支所が閉鎖する際、常吉住民で出資して建物を引き継ぎ、住民による住民のためのお店「常吉村営百貨店」をオープンさせたそうです。

2012年8月までの15年間経営していました。

しかし、オープン時人口800人→500人切る人口となり周囲の環境もどんどん変化していき、昔はここでしか買い物できない状況であったが、時代が進むにつれ車で出れば買い物できる環境になり、2012年に諸々事情もあり閉店することとなりました。 

その頃東田さんは「常吉村営百貨店」を休みには手伝いながらも地域コンサルを丹後内外で行っていたそうです。

地域を元気にするためのコンサルをしているのに、大切な地元の百貨店が閉店するという危機を他人事として見過ごせず、「常吉村営百貨店」を「つねよし百貨店」と改名しリスタートしたそうです。 

以前から、ここは、 「遊びの場」 「交流の場」 でした。

 そこを継続するべく、色々事紆余曲折しながら進んできて今があるそうです。

 前に大きなレールがある中で、

移住者が何ができるのか? 

移住者だから新たなやり方、

移住者だから違うやり方で 運営しているとか。 

現在常吉地区は 人口400人強 高齢化30%超 子供が40人10%ほど ここには、子供がそこそこいる。 

その子供たちが、大きくなった時に 子供のころの記憶 「百貨店で○○したよな~」 を持って欲しいという思いがあるようです。

 (花火したとか、馬に乗ったとか、お泊りしたとか、子ども百貨店とか) 

また、高齢化のお客様も多いということで、高齢者にも優しい百貨店。 

毎日11時までの注文に対しては当日無料配達(常吉近辺中心に)も実施し、 

お米・野菜はインターネットで注文も承ってます。 

10年の月日が流れる間に買い物客の高齢化も進みました。 

ずっと自分の足で百貨店に買い物に来てくれていたお客様が、その翌週に亡くなられたこともあったりで寂しい思いもありますが、最期まで百貨店がその人の人生のそばにあったことが百貨店やっていてよかったと感じる時、と東田さん。

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2)さゆりすとからのひと言
 東田さんは、なんというか朗らかで、生まれ育った常吉ではないけど、自分の子供と一緒にここ常吉で子供とともに常吉に溶け込み自然を満喫している。そんな気がしました。

自然豊かなこの常吉で、

何にもない?ではない。

なんでもある!そんな生活。

セミの声、自然の風さえも「つねよし百貨店」を包み込んでいるそんな感じがします。

私が、インタビューしているときも、近所のおばあちゃんが買い物に来られてました。

スイカをポンポンをたたき、

「どれが美味しそうかえー」と言いながら、

東田さんと会話しながら買い物をしている姿が、

この「つねよし百貨店」は

なくてはならない拠り所なのだと確信しました。

これからも、地域の為に、丹後の為に色々なイベントもしながら、ここ常吉の山の良さを守っていってほしいと思います。

是非、皆さん「つねよし百貨店」にお立ち寄りください!

日本で一番ちいさな百貨店に~

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素敵な鬼灯(ほおずき)の「つねよし百貨店」のロゴ

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