柿の渋〜丹後先人継承(4)〜 

柿の渋
〜丹後先人継承(4)〜 

丹後人が「丹後の先人の知恵や伝統、言い伝えなどを継承していくため」に綴るブログです!

 みなさん、柿の渋、または柿渋はご存知ですか?

画像の説明

さて、柿渋の作り方は
渋柿をとって、叩いて、絞って、寝かす
簡単に言えばこのような工程のようです。
ただ、渋柿も7月ごろの青く小さく、渋が凝縮されているような柿が必要です。
それを昔は石臼で叩いて叩いて青い汁を出したのです。
その汁を瓶などに入れて発酵させる。
すると完成!

我が家の柿の渋は一升瓶に入っています。
私の子供の頃は、この柿の渋がとっても臭くて臭くて…
あれから30年以上が経過した我が家の柿渋は臭いがなくなりました。

柿の渋の効果としては、
・防水・防虫・防腐・消臭効果
 家屋や生活道具、衣料品の耐久性を高める
・天然の塗料
 木桶や竹ざる、漁網といった生活道具の耐久性を高める
・染料
 酒蔵でもろみを絞るのに使われていた木綿製の酒袋は、強度などを高めるため柿渋で染めた
・柿渋を含ませた和紙
・万能民間薬
 やけどや切り傷、虫刺され跡に外用
 水で薄めて抗菌うがい薬
 細血管の老化を防いで高血圧を予防
 胃の粘膜を収れん保護
 肌を引きしめ皮脂の分泌を抑えるコスメ素材
 二日酔いや口臭を防止する

とてもマルチですね!恐るべし「柿の渋」

我が家はおもに、やけどに使用していました。
なのでアロエが我が家にはありません…

みなさんも柿渋使用してみませんか?
でも、衣服についたらお落ちないので要注意ですよ^^;(さゆりすと)

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