千年比丘尼 〜丹後先人継承 vol.19〜 

千年比丘尼
〜丹後先人継承 vol.19〜 

丹後人が「丹後の先人の知恵や伝統、言い伝えなどを継承していくため」に綴るブログです

 京丹後市丹後町乗原(のんばら)という山間の小さな集落に伝わる伝説。千年比丘尼(せんねんびくに)。

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乗原には大久保と川戸という名字があるが、この大久保家に伝わる伝説だとか。

昔、大久保喜兵衛の娘が人魚の肉を食べたところ、1000年たっても年を取らなかったという話。

比丘尼は最後は、長く生きすぎたので松の木の根元に穴を掘り自ら生き埋めになったと。

「この松が枯れたら私が死んだと思ってください」と言い残して…

また、比丘尼は乗原の為に松林を作り風よけにした。

乗原は、依遅ヶ尾山の北山麓にあるため、牧ノ谷から吹いてくる北西の季節風は激しいかったようです。

その風をよけるために松を植林し防風林を作成したとか。

その松林は、「植松の松」と呼ばれていたそうです。

しかし、道を整備する際、その松は伐採されてしまったそうです。

千年比丘尼や八白比丘尼の話は全国日本海側で伝説として残っているようです。
しかし、乗原の伝説は、今もなお語り継がれていて、私も大久保さんからうかがうことが出来ました。
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丹後には数年前にお亡くなりになりましたが
116歳まで生きられた木村次郎右衛門さんがいらっしゃいました。
乗原からほど近い集落です。
丹後「長寿の町」の由来がここにもあるのかもしれませんね(さゆりすと)

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